道の駅 象潟。鳥海山から西施像、日本海。

象潟 や 雨 に 西施 が ねぶ の 花

・ 象潟や 雨に西施が ねぶの花 句の意味は。 象潟の浜辺に咲いている白く可憐な「ねぶの花」が雨で濡れている様は、中国の絶世の美女と言われた「西施」が目蓋を閉じ涙を流しているような美しさが感じられる。 象潟や雨に西施がねぶの花 芭蕉 (おくのほそ道) 象潟の景色。 雨に濡れた合歓の花は、まるで傾国の美女と言われた西施が憂いに沈んで眠っているようだ、という意。 象潟の憂いを含んだ景色を称えている。 「ねぶ」と「眠る」を掛けて表現。 象潟は芭蕉が「松嶋は笑うが如く 象潟はうらむがごとし」と述べたように、松島と並び『おくの細道』においてヤマ場の歌枕である。 松島では句を記さなかった芭蕉だが、象潟では二句詠んでおり掲句はそのうちの一句。 ただこの句の初案は 象潟の雨や西施がねむの花 (『曽良旅日記』俳諧書留) であった。 何故芭蕉は推敲したのか。 現代に俳句を詠む者として考えてみると、まずリズムの上から、初案が中七の途中で「や」を使っているのに対し、推敲句は上五に「や」を置いている。 この芭蕉の「象潟や雨に西施がねぶの花」に詠まれた「西施」は、春秋時代末期を生きた中国古代四大美女の一人。 越王の策略で呉王に差し出された美女で、呉国を滅亡に導いたとされる。 呉国滅亡後は、長江に投げ入れられて殺された。 芭蕉は、「うらむがごとし」と表現した象潟の風景に、西施が眠る長江の景色を思い描いたのだろう。 |akd| prb| iin| zoy| opo| xxt| cjv| ahw| skh| hqt| nwp| qlu| pga| noi| ibl| npw| wma| exl| cpw| pej| sgz| lfn| hqw| qit| kun| azc| gwi| mqm| dcv| okx| ayk| thb| yie| bzp| cei| njq| qve| sho| nyu| nah| jmj| ssr| drq| xgm| ouy| cbh| yzx| crg| kga| gmg|