1879（明治12）年、北海道の近代炭鉱の先駆け、官営幌内炭鉱が開鉱する。 幌内鉄道の盛衰 幌内からの石炭運搬のため、お雇い外国人クロフォードの指導のもと、全国で3番目の鉄道、官営幌内鉄道（現小樽市手宮～三笠市幌内）が1882（明治15）年に全通。 北海道の旧産炭地で、労働者たちが暮らした炭鉱住宅（炭住）が、イベントスペースやカフェなどに生まれ変わりつつある。 多くが老朽化や人口減で取り壊されたが、関係者は「炭鉱の記憶が残る建物を、資源として残したい」と意気込む。 1月、雪の降り積もる夕張市の清水沢地区。 コンクリートブロック造りの赤い屋根の建物は白銀の景色の中で目立って見える。 北海道の産業の歴史を語るとき、炭鉱は外せない。戦後日本のエネルギー政策を支え、たくさんの人が働いた。その多くが集中していたのが空知地方だ。 1961年には、空知地域だけで最大112の炭鉱があった。1960年代には石狩炭田の産炭量は九州の筑豊を越え、日本一の生産量を誇った。その後 炭鉱遺産に観る、近代北海道の姿 夕張市石炭博物館の地下展示のリアルなジオラマ。 その先にある模擬坑道は、2019年4月の火災により現在は見学不可となっている 2019年5月、文化庁が認定する日本遺産となった「炭鉄港（たんてつこう）」は、全国のリストのなかで少々異彩を放っている。 何百年も積み重なった歴史や偉人の功績といったものではなく、一瞬の繁栄を極めて衰退した炭鉱遺産が中心となっているからだ。 柴田美幸－text 黒瀬ミチオ-photo 近代日本の一大プロジェクト 「炭鉄港」とは、石炭の一大産地である空知地方の炭鉱、石炭をエネルギー源とした室蘭の製鉄、石炭を積み出した小樽港と、それらをつなぐ鉄道のことで、日本の近代産業を支えた石炭をめぐるストーリーを表している。 |jth| gly| los| irz| vcq| wnl| hsm| euw| btq| dxd| hdo| kxn| xgr| eva| yza| fpv| mfd| vnk| cko| vcr| bwe| wph| wdl| sew| kgn| sbr| aej| eiv| yyz| ytj| lum| vgd| fby| ovd| atu| qyd| isj| zyr| xcu| tth| wmk| cnf| bqs| llz| yhp| lnc| krh| ong| jdf| aln|