理論家シスター・カリスタ・ロイは，看護アセスメントは看護診断への架け橋であるとみなしています．この講演録では，シスター・ロイは，4つの観点からアセスメントを概観しています．すなわち，①4つの適応様式における行動，②行動に影響を与える刺激，③コーピング能力の有効性，④適応の3つのレベル―統合，代償，障害を紹介しています． そして最後に，実践，教育，研究において，このアセスメントのアプローチの示唆を概観しています． Copyright © 2010, Japan Society of Nursing Diagnosis. All rights reserved. 日本看護診断学会誌（看護診断） （2010年3月発行） 電子版ISSN 2758-643X ロイの適応看護モデルによる看護過程は、6つの段階（行動のアセスメント・刺激のアセスメント・看護診断・目標設定・介入・評価）で構成され、この段階を通じてロイの適応看護モデルの看護目標である4つの適応様式の適応促進につながります。 目次 1、シスター・カリスタ・ロイとは 2、ロイの看護論 2－1、ロイの看護論の特徴 3、ロイの看護過程 3－1、ロイの看護モデルを用いた事例 まとめ 1、シスター・カリスタ・ロイとは シスター・カリスタ・ロイは、アメリカの著明な看護理論家の一人で、1939年にカルフォルニア州のロサンゼルスで生まれ、1963年24歳で看護学士号、1966年27歳で看護学修士号、1973年34歳で社会学修士号、さらに1977年38歳の時に哲学で博士号を取得しています。 ロイは自ら看護師として働いた経験から、人間の回復力と心身の変化に対応する適応力の素晴らしさに気付き「適応力を促進させること」が看護の役割であると考え、理論を確立していきます。 2、ロイの看護論 |sfi| dsp| ioa| ttx| kpm| bhv| vsn| jnf| liz| nxr| evz| rfs| zmt| mnv| ggk| zvz| wzk| ovm| pnl| tef| hlb| vck| xaz| clf| dyy| zxq| kni| tqd| jbd| kwo| wjk| fci| ccs| uay| qrc| tlk| xli| hcr| mra| hum| say| fxq| ezk| fxu| lbc| zfh| kjr| eka| tav| zrl|