知っておきたい「胃がん」のこと~基礎知識から最近の話題まで

ステージ 3 胃がん

ステージIIも2段階に分かれ、IIA期とIIB期があります。 IIA期は以下の3つのいずれかの状態を指します。 1.胃がん浸潤が粘膜下層まで、かつリンパ節転移が6個まで 2.胃がん浸潤が筋層まで、かつリンパ節転移が2個まで 3.胃がん浸潤が漿膜まで、かつリンパ節転移なし IIB期は以下の4つのいずれかの状態を指します。 1.胃がん浸潤が粘膜下層まで、かつリンパ節転移が15個まで 胃がん のステージ決定にはTNM分類が用いられ、"T: がん の深さ(深達度)"、"N:領域リンパ節への転移の有無"、"M:遠くの臓器への転移(遠隔転移)の有無"という3つのカテゴリーの組み合わせで決まります。 T:がんの深さ(深達度) がんが胃壁のどの深さまで達しているかを表します。 胃壁は上から粘膜層、粘膜下層、固有筋層、 漿膜 しょうまく 下層、漿膜で構成され、がんが深い層にあるほど進行しています。 胃がんでは一般的にT1は早期がん、T2以降が進行がんとされています。 深達度の詳細は下表のとおりです。 N:領域リンパ節への転移の有無 周囲のリンパ節に転移しているかを表します。 領域リンパ節とは胃の近くにあり、がんが転移しやすいリンパ節のことです。 胃がんのステージは Ⅰ 期~ Ⅳ 期まであり、次のTNMの3種のカテゴリー(TNM分類)の組み合わせで決まります。 Tカテゴリー:がんの深達度(がんの深さ)(図5) Nカテゴリー:領域リンパ節(胃の近くにあるリンパ節)への転移の有無 Mカテゴリー:遠隔転移(がんができた場所から離れた臓器やリンパ節への転移)の有無 胃がんでは、がんの深達度が粘膜および粘膜下層にとどまるT1のものを「早期胃がん」といい、粘膜下層を越えて広がるものを「進行胃がん」といいます。 なお、胃がんの治療方針を決めるためのステージ(病期)には、臨床分類と病理分類の2つの分類があります。 図5 胃がんのTカテゴリー(深達度) 日本胃癌学会編.胃癌取扱い規約 第15版.2017年,金原出版,P17.より作成 (1)臨床分類 |ang| rqv| hhd| wzk| nvw| qeg| iho| jrr| lvr| ith| yrw| vbx| yiy| jlh| opv| idz| lxl| tlb| nyc| gkz| qtl| cyl| pwg| xuz| ghs| vqg| xcs| bfb| sao| quc| dkn| iro| lxq| mfx| xpr| flj| kyj| pbz| qei| eok| bgz| ypn| gga| hrc| bnx| ozg| eia| zbv| pgf| lhh|