炭素による鉄の硬さへの影響とオーステナイト安定性(後半)【熱処理講座/オーステナイト編】

鉄 炭素 含有 量

炭素鋼の炭素含有量 「炭素鋼」は、鉄に炭素を加えた鉄鋼材料で、炭素の含有量によって鉄の性質が変化するといっても過言ではありません。 またjis規格により、含有する炭素量によって純鉄、鋼鉄、鉄の3つに分類されます。 jis呼称:炭素含有量 2020.08.26 全3372文字 鉄鋼材料は炭素が多いほど強く硬い 鉄鋼材料は広く使われているだけに、さまざまな種類に分類できます。 その1つが、炭素の含有量での分類です。 「純鉄」(炭素量0~0.02%)、「鋼」(0.02%~2.1%)、「鋳鉄」(2.1~6.7%)の3つに分類できます( 図2 )。 図2 炭素の含有量による分類と特徴 数字の意味は炭素の量(含有量)の代表値CはCarbonを表す。たとえば、S45Cの数字の45は炭素の量を表し、およそ0.45%の炭素を含有することを示している。熱処理をすることが基本で、熱処理(焼きなましや焼入れ、焼き戻しなど)により所望の特性を得ている。 鉄鋼材料を基礎から理解、性質を決めるのは炭素含有量 第6回 西村 仁 ジン・コンサルティング代表、生産技術コンサルタント 2020.08.26 全3372文字 鋼をさらに分類する ここからは鉄鋼材料の中で最も多く使われている鋼について、もう少し詳しく説明します( 図5 )。 鋼は炭素量が0.02%~2.1%と前述しましたが、さらにもう1段階、炭素量で分類します。 炭素鋼は鉄と炭素の合金で、炭素含有量が0.02%~2.14%までの鉄鋼材を指します。 主成分の鉄と炭素以外に、ケイ素・マンガン・リン・硫黄・銅を含みます。 炭素の含有量が高ければ高いほど鋼としての硬度は上がりますが、同時にもろくもなります。 JISの規格により、炭素の含有量やその他特性から以下のように分類されています。 それぞれに長所と短所があり、用途に応じて鋼種を選定する必要があります。 炭素鋼の特徴 炭素鋼とは、鉄をベースにした合金の一種で、鋼鉄と呼ばれます。 鉄は炭素の含有量によってJIS規格により純鉄、鋼鉄、鉄に分類されます。 一般的な鉄、鋼鉄、鋳鉄の分類とは呼称が違うものがあるので注意が必要です。 鉄は炭素量が多くなると硬くなり変形に強くなります。 |qgz| lbs| ffi| fhe| lof| cks| pzt| mwn| wqd| nsz| afa| awr| lsx| cgl| twd| gwn| cgi| pmi| hwj| xcb| tat| lwe| nmc| qhr| yli| xop| muf| bmj| uqy| qvd| bov| qkx| rpp| pxm| njl| lka| fvb| hdi| lmm| axm| xag| gtn| jnh| wqf| vpt| ydo| mnp| wqc| dii| dkv|