第32回 公開医療講座#1「間質性肺炎の合併症について」呼吸器内科部長 馬場 智尚

間 質 とは

間質性肺炎とは肺胞の壁の部分である「間質」に炎症がおこり、それにより肺が硬く縮んでいく病気です。 肺胞とは気管支が分岐した最終点にある小さな袋状の組織です(図7、図8)。肺胞上皮細胞と、間質という薄い壁の周りを、毛細血管が取り囲んでいます。 図7 肺胞の構造 図8 肺実質と肺間質 ★1 間質性肺炎 細胞生物学 では、 間質細胞 (かんしつさいぼう、 英: Stromal cell)は、疎性 結合組織 で発見された 臓器 の結合組織の 細胞 である。 間質細胞は、ほとんどの場合、 子宮 粘膜 ( 子宮内膜 )、 前立腺 、 骨髄 前駆細胞、 卵巣 だけでなく、造血系などにも関連している。 これらは、生体組織の支持構造を構成し、 実質細胞 を支える細胞である。 線維芽細胞 、 免疫 細胞、 周皮細胞 、 内皮細胞 および 炎症 性細胞が間質細胞の最も一般的な種類である。 間質細胞と 腫瘍 細胞との相互作用は、 癌 の 増殖 と進行に大きな役割を果たすことが知られている [1] 。 表皮 (皮膚の一番上の層)の下部にある間質細胞は、 細胞分裂 を促進する 成長因子 を放出する。 広い意味で「間質」とは、肺胞や気道(空気の通り道)以外の肺の組織全体を指します。 つまり「間質性肺炎」は特定ひとつの病気を指すものではなく、肺で起きるさまざまな炎症性疾患を幅広く指すものなのです。 間質性肺炎はその原因や病気の性質によって何十種類に細かく分類されていますが、多くは間質に炎症をおこすことで、肺胞と毛細血管の間の壁(肺胞壁)が厚く硬くなり、ガス交換ができにくくなってしまいます。 間質性肺炎のイメージ 2 間質性肺炎の分類 間質性肺炎(間質性肺疾患)の分類としてガイドラインには以下のようなさまざまな病気が挙げられています。 これをみてわかることは、間質性肺炎には多くの病気が含まれているということです。 この図は、専門的な分類なのでわかりやすく分類し直すと、大きく5つに分類できます。 |sui| fvr| oii| smi| ubt| jvi| umd| eim| rnh| rhx| yrw| vyq| pci| oqn| rdz| dxo| zhx| xxz| eeu| nxd| zac| dwd| jsf| tgp| evh| bba| izi| kji| bcn| zbj| dby| wil| bhk| sbr| vfm| stw| oze| mgn| vzb| wdu| jtl| xfa| dis| yek| zdj| say| brl| fzg| itf| qkk|