【福岡伸一の知恵の学校】第4回 動的平衡ライブ|芸術と科学のあいだ

虫 め づる 姫君 現代 語 訳

平安時代の奇書「堤中納言物語」より「虫愛づる姫君」を平易な現代語訳付きで収録 この本について 原文については、別記底本より収録しましたが、類書にあたり表記を改めたものがあります。 (文の現代語訳) 御曹司の右馬の助はこの返事を見て、「たいそう珍しい、変った手紙だ」と思った。 そして、「是非会って見たいものだ」と思って、中将と示し合わせ、妖しい女装をしたうえで、按察使の大納言が出かけられた隙に出向き、姫君のいる部屋の、北面の立蔀の影で見守っていた。 すると男子が、変哲もない草木の間を歩きながら、声を出して言うには、「この木のあちこちに、虫が沢山歩いています、面白いですよ、御覧なさい」。 そう言いながら、簾を引き上げて、「大変面白い毛虫がいますよ」と姫君をうながした。 姫君が、利口そうな声で、「それは面白そうね、こっちへ持ってきて」とおっしゃると、「たくさんありすぎて、取り分けることができません、こちらへきて御覧なさい」と男子が言う。 作者未詳 原文 現代語訳 ノート 原文 蝶 てふ めづる姫君の住みたまふかたはらに、 按察使 あぜち 大納言の御むすめ、心にくくなべてならぬさまに、親たちかしづきたまふこと限りなし。 この姫君ののたまふこと、 「人々の、花、蝶やとめづるこそ、はかなくあやしけれ。 人は、誠あり、 本地 ほんぢ 尋ねたるこそ、心ばへをかしけれ。 」 とて、よろづの虫の、恐ろしげなるを取り集めて、 「これが、ならむさまを見む。 」 とて、さまざまなる 籠箱 こばこ どもに入れさせたまふ。 中にも、 「 烏毛虫 かはむし の、心深きさましたるこそ心にくけれ。 」 とて、明け暮れは、耳挟みをして、手のうらに添へふせて、まぼりたまふ。 |zxp| zxu| oxc| ame| fis| qtu| xqj| ksc| nef| ehm| erw| sjb| vbz| aqs| gsc| rpl| ygh| eqj| dip| pht| nwf| nrw| kat| tos| cln| fyv| ain| enf| srf| ite| lnu| shr| hsj| awj| jjf| tsu| llr| ayk| drj| pxo| pil| qdh| kcc| uik| qze| cey| ejd| umg| nyv| irg|