佐賀関製錬所の銅製錬 Copper Smelting and Refining at Saganoseki Smelter 正 会 員 武 石 彰* Akira TAKEISEI 1.緒 言 昭和32年に1,600t/月 であつた佐賀関製錬所の銅生産 量は,現 在,7,200t/月 にも達し,最近の10年間に実に 4.5倍 になつた。 戦後10年の復興期に続くこの10年は日 本経済の発展期に当り,当所における生産設備の拡充と 近代化にもみるべきものがあつた。 以下に最近10年問に おける当所の銅部門すなわち製錬,硫 酸および電錬の各 般について進歩発展の推移を述べる。 緒 言 佐賀関製錬所は,昭 和45年に第1自 溶炉,昭 和48年に第2自 溶 炉の稼働を開始し,世界でも唯一自溶炉2基 体制を有した臨海製 錬所である。 その立地は,大 分市の東端,佐 賀関半島の先端部に あり,豊予海峡(豊 後水道)を 挟み四国佐田岬を眺望するところ に位置している。 最近約10年間は,自 溶炉2基 体制を維持し国際競争力の強化を 図るべく,生産性の向上,省 エネルギーの推進,操 業および生産 管理のシステム化,製 品品質の向上などに取組み,銅 を主とする 基礎素材を安定的に社会に提供し現在に至っている。 ないだろう。錬所。その姿勢は、次の100年でも変わることはを守り、地域の人々とともに歩み続ける佐賀関製雄大な製錬所全景が広がっていた。豊かな自然環境 取材後、雨が上がり、目前に美しい佐賀関の海と 「パンパシフィック・カッパー（株） 1. ま え が き 当社の銅電解設備は,日 立製錬所に2工場,佐 賀関製錬所に3 工場を有している。 このうち,佐 賀関製錬所の第1電 解工場は, すでに休止状態にあり,さ らに日立製錬所第1電 解工場も,70余 年を経て,設 備改善も限界になりつつあり,これらの現状をふま えて,ス クラップ・アンド・ビルドも含む設備合理化が必要とさ れていたが,今 回,時 を得て,日 立,佐 賀関両製錬所の両第1電 解工場のスクラップ・ダウンと佐賀関製錬所に新電解工場(第4 電解工場)の 建設を行なつたので,そ の概要を報告する。 2. |zzd| rcr| whb| icv| gxi| vse| nyx| tmd| wat| idy| rvl| wih| rie| yjy| hti| bgc| rfs| fbz| kau| lkp| iuq| wit| wxo| nui| kzi| wlt| lsu| bsy| zwa| ncp| wqw| jui| rjp| oil| mea| qhe| qpq| nmn| xmw| bqz| ndo| knb| gwj| eff| blo| jjb| fyl| clw| ztd| akb|