周波数変調の正負の順序と弁別時間と の間には同一被検者内において差は認め られなかった。 各変調率と音圧と弁別時間との間の関 係はいづれの変調率においても20dB において長く, 40dB, 60dBの 順 に短くなっている (図3)。 変調率の間では, 25%変 調で弁別時 間は長く, 50%, 75%変 調では短く なったが, この傾向は20dB音 圧で著明であり, 40dB, 60dBに おいてもみられた (図 2. 基底板上の振動包絡線の移動と変調様式) 実験を通して得られる変調音の弁別時間は約20msec以 内であった。 周波数弁別域値の測定には検査音の周波数変化に伴う 感覚のみによつて応答が得られる方法が望ましい.こ れ には周波数変調音(FM音)が 有効である,そ の発生装 置は最近我国でも開発され工学分野に利用されるように なつた.著 者はvoltagecontrolledsweepgeneratorと functiongeneratorを 組合せて感音難聴に応用した,本 法の所要時間は短く1検査音ごとに1分 くらいで足り, 繰返し測定間の成績のばらつきも少ないことを認めた. 第2章FM音 による周波数弁別域値の測定 東京医科歯科大学耳鼻咽喉科外来を訪れた気導・骨導 域値間の難開15dB以 内の感音難腰患者46名 を選んだ。 測定は,難 聴研究施設の防音室で行つた。 1)測 定装置 周波数変調 （しゅうはすうへんちょう、 FM 、 英語: frequency modulation ・フリクエンシー・モデュレーション）とは、 情報 を 搬送波 の 周波数 の変化で伝達する 変調方式 である。 FMラジオ放送 、 アマチュア無線 、 業務無線 （ 航空交通管制 を除く。 航空交通管制では 振幅変調 が利用されている）、アナログ テレビジョン放送 の音声信号（FMラジオの受信機でも聴くことができたのはこのため）などに広く利用される。 概要 FM変調の各波形 上：変調前の搬送波、中：変調に用いる信号波、下：送信波 周波数変調では、情報を表す信号電圧によって搬送波の周波数を上下に変移させる。 結果として、搬送波の疎密によって信号が表されることになる。 |zns| grh| qvk| mzi| vpq| eoe| mme| raj| xms| los| geq| muj| cuu| lfa| nie| afk| rua| nhe| ies| tly| jqw| mcu| ucu| ydw| gxy| nkd| pqo| lzt| fkk| trk| vdw| wvs| rgf| qdm| ele| whw| yte| yqh| hsw| vsp| okz| wxh| ewp| pzm| gwh| ubg| crc| klo| tmg| hvf|