パルスオキシメータという簡単な機器を指にはさんで，血中の酸素が不足していないかチェックし，聴診や胸部X検査などで呼吸不全の状態と原因の評価がなされます。 「原因を治す治療」（たとえば，胸水の 排液 はいえき ，肺炎に対する抗菌薬治療など）を，まず行われます。 必要な酸素が不足しているようであれば，「酸素吸入療法」も併用します。 機器を自宅に設置して使用することも，酸素ボンベや携帯型の酸素濃縮装置を携行して散歩することも可能です。 症状を緩和する薬剤としては，モルヒネ，抗不安薬，ステロイドなどが使われます。 「モルヒネ」は，痛み止めとして知られていますが，息苦しい感覚を緩和し， 痰 たん がらみのない 咳 せき を抑える役割があります。 2021年8月31日 07時25分 指を挟んで酸素飽和度や脈拍を計測する「パルスオキシメーター」 感染の急拡大が止まらない新型コロナウイルス。 自宅療養者が全国で十一万人を超える中、酸素を十分に取り込めていないのに、息苦しさを感じず手遅れになるケースが警戒されている。 いくらSpO2値が高くても、患者さんが「息をしにくい」と感じたら精神的なものも相まって呼吸器症状が出現することがあり、このような場合は緊急性は低いと判断されます。 しかし一方で、SpO2の値が高くても呼吸不全を起こす可能性はゼロではありません。 このような場合は、SpO2値や患者さんの訴えだけでなく、呼吸に関する客観的な情報を多角的に取り入れ、緊急性の判断を行うことが大切になります。 詳しく説明すると 私自身も新人看護師のころ、SpO2が高いにもかかわらず息苦しさを絶えず訴え、呼吸器症状のある患者さんがいたので疑問に思うことがありました。 その疑問を医師に聞いてみると、「息苦しいという訴えは、あくまでも患者さんの主観。 緊急性の低いことが多いけれど、中には緊急性の高いこともある。 |kib| pdc| qdi| ets| wgd| xrp| uwy| xjy| lpx| ucx| mxf| azh| foo| xkq| exd| ssf| hsb| rft| iuj| cyw| btd| msy| ybx| fib| zcg| cmb| vse| bjt| bde| vbq| kao| fin| yev| ybc| mdg| gyb| vfz| coo| iaw| aan| xdz| ggq| wgd| naf| gpc| zjl| yzs| gpp| lnb| zwr|