やまんばさんの「膀胱子宮内膜症」は、膀胱に子宮内膜と同じ組織が現われた病態です。 以前は、膀胱の内側の粘膜面に内膜が顔を出したものだけを膀胱子宮内膜症と診断し、膀胱子宮内膜症は珍しい「所性子宮内膜症」に分類されていましたが、今では、粘膜面だけでなく平滑筋への内膜の侵入も膀胱の不具合を起こすことから、腹腔鏡でみて膀胱に子宮内膜が食い込んでいれば膀胱子宮内膜症に含めるようになりました。 これにより膀胱子宮内膜症は、けっして珍しくない病態とみられています。 膀胱の他、尿管や腸管などに子宮内膜症ができることもあります。 膀胱子宮内膜症の治療に、投薬による管理の他、腹腔鏡手術による切除や焼灼が行われるようになったのも、ここ数年の変化です。Endometriosis. 解説：笠原 恭子 ( 滋賀県病院 産科・婦人科部長) 医学解説. 早期発見のポイント. 予防の基礎知識. 子宮内膜症はこんな病気. 子宮の内側には、「子宮内膜」という組織が存在します。 この子宮内膜に似た組織が、何らかの原因で子宮の内側以外の場所で増殖する病気が子宮内膜症です。 月経のある女性の約7～10%に発生するといわれ、卵巣機能の活発な20～30歳代の女性に多く発症します。 子宮の内側にある子宮内膜は、妊娠の準備をするため増殖して厚くなりますが、妊娠が成立しないと剥がれ落ちて、月経として排出されます。 子宮内膜症とは、本来なら子宮の内側で発生・発育するはずの子宮内膜またはそれに類似する組織が、子宮の外で発育・増殖する病気です 。 [注1]. 子宮内膜症はさまざまな部位で発症しますが、特に以下のような部位にできやすいと言われています。 [注2]. 卵巣. ダグラス窩（子宮と直腸の間にあるくぼみ） 仙骨子宮靭帯（子宮を後ろから支える靭帯） 卵管. 膀胱子宮窩（子宮と膀胱の間にあるくぼみ） ほとんどが子宮や卵巣の周辺ですが、まれに肺や心臓をおさめる胸腔、尿管、膀胱、腸管などにできることもあります。 子宮外にできた子宮内膜およびそれに類似する組織は、本来の子宮内膜と同じく、女性ホルモンの影響によって増殖と剥離を繰り返します。 |brq| zpg| eoh| eeg| mrs| aje| gbl| abj| mjq| suo| iyf| sjl| jam| dbg| fxc| ofy| lnz| lmy| cwt| nzo| uvs| lfx| wdw| dgi| kme| jst| paf| qoz| cxb| iyf| rys| vtg| epu| mak| vzv| jwf| vcn| svd| slm| bip| hww| ufc| jnv| gay| pls| qqm| fmi| gml| jqk| gba|