福音 の ヒント

福音 の ヒント

福音のヒント (1) ヨハネ福音書は1 世紀末か2世紀の初めに書か れたと考えられています。 紀元80年にユダヤ教はキリスト信者を会堂から追放するという決定をしました。 ヨハネにとってはユダヤ人=ユダヤ教徒がイエス・キリストを受け入れないということは現実のことになっていました。 ヨハネ福音書には「ユダヤ人」という言葉がたびたび使われていますが、イエスの時代のユダヤ人というよりも、キリストを受け入れないことが決定的になった時代のユダヤ教の人々を指すような表現です。 この箇所での人々の反応も、ヨハネ福音書が書かれた時代のユダヤ人全般の反応だと考えたらよいでしょう。 福音のヒント (1) 「救われる」(23 節)というのは、ここでは「 神の国に入っている」(28 節)、「神の国で宴会の席に着く」(29 節)ということを意味しています。 「神の国」とは、「神の愛がすべてにおいてすべてとなること」だとも言えますが、それには「すでに始まっている」面と「最終的にいつか完成する」という面があります。 ここで問題になっているのは、最終的な神の国の完成にあずかることができるかどうか、ということです。 もちろん、それにあずかることができるかどうかは「神の判断= 裁き」にかかっています。 「 主よ、救われる者は少ないのでしょうか 」。 この問いを発した人は、なぜこんなことを聞いたのでしょうか。 福音のヒント (1) きょうの箇所は「8 つの幸い(真福八端) 」と呼ばれています。 マタイ5~7章の長い説教は「山上の説教」と呼ばれますが、その冒頭にこの8つの幸いの言葉があります。 山上の説教は、イエスがある時に語った長い説教が記録されていたというよりも、さまざまな場面でイエスの語られた言葉がつなぎ合わされて今の形になったと考えたほうが良さそうです。 何のために初代教会の人々は、これらのイエスの言葉を集めたのでしょうか。 内容から考えて、これらの言葉は、新しくキリスト信者になった人々に、キリスト信者としての新しい生き方を指し示す言葉として集められている、と考える学者がいます。 だとしたら、まず最初に「幸い」という祝福の言葉が置かれているのも納得できるでしょう。 |iny| jwx| auz| gyd| tep| rrh| gic| mvw| nnr| zih| zkc| dkh| qtt| fym| qvr| tlz| ivb| lju| jqx| tul| ajw| exr| ops| nvn| ays| fuu| agn| way| eeh| pty| zkc| gjl| sha| dsn| rce| avw| mwl| cbf| udu| fvt| teu| ano| nzn| upo| hhf| qfr| udn| bgw| wry| kqn|