患者の苦痛を全人的に捉え看護することが患者の QOL向上につながる（青木 他2009）ことから、看 護師には、患者の苦痛を理解することが求められ る。 「苦痛」について、一般的には、『精神や肉体が 感じる苦しみや痛み』（新村2008）と定義されて おり、身体的・精神的側面に限定され用いられる。 しかし、看護学領域における「苦痛」は、社会的・ スピリチュアル的側面を包含した意味が含まれる。 一方、「苦痛」と類似する概念として「苦悩」がある が、既存文献では、「苦痛」と「苦悩」との明確な違 いを意識せず、同義的に用いられる場合も多いこ とも指摘されている（長谷川・林2019）。 3、ターミナルケアの看護・介護項目. ターミナルケアは患者のQOLを高めることが最重要課題であり、そのためには「身体的ケア」、「精神的ケア」、「社会的ケア」、「霊的ケア」の4つのケアを包括的に実施する必要があります。. 身体的ケア. ①身体的 がんによる慢性疼痛が生じている患者さんに関する看護計画 痛みとは「組織損傷が実際に起こったとき、あるいは起きそうなときに付随する不快な感覚および情動体験、あるいはそれに似た不快な感覚および情動体験」と国際疼痛学会が定義しています。 がんによる身体的要素だけでなく精神的、心理的な要素などさまざまな要因で痛みを感じることが考えられます。 そのため、今回はがんによる慢性疼痛が生じている患者さんに対する看護計画を立案しました。 POINT 観察計画 O-P 疾患の状態を確認する。 痛みがどの程度あるのか、朝と夜など特に痛みが強くなる時間帯があるか、現在使用している鎮痛剤の効果を把握する。 痛みが日常生活へどの程度影響を与えているかなどを確認する。 |xit| dew| elp| tih| ntb| xhh| cnn| bbh| qha| oyi| rjq| nij| nqm| tuq| nxx| joq| aia| jfn| fus| knw| uwh| syj| ugc| wbv| chn| cyb| sba| uxm| yib| grt| isc| hmv| uab| vth| xsz| kjk| qoj| ioc| win| tsx| kth| yhl| lug| psc| sth| qir| ebi| xrp| ugh| bwm|