甲状腺の良性腫瘍【隈病院】甲状腺専門医がイラスト図解#9

甲状腺 子宮 筋腫 関係

正常甲状腺機能の状態を維持してきましたが,最近,子宮筋腫の手術をしました。 術前に少し機能亢進症気味だったので,ヨードを2~3日使用しました。 小児頭大の子宮筋腫でした。 術後4カ月ですが,機能亢進症気味です。 正常化しない理由として考えられることをご教示下さい。 経過は表1の通りです。 (高知県 F) 【回答】 【種々の因子が報告されているが,明らかな誘因がないことのほうが多い】 正常甲状腺機能の状態を維持してきたとの記載ですが,まず正常甲状腺機能と判定するには甲状腺刺激ホルモン(thyroid stimulating hormone:TSH)が基準値内の値を維持している必要があります。 子宮筋腫や子宮内膜症と合併していることが多い病気です。 過多月経や月経痛 がひどくなったり、 貧血、骨盤痛 を起こします。 【治療】薬物療法と手術療法があり、症状・年齢・妊娠希望などにより選択。 甲状腺の病気には、甲状腺全体が腫れるバセドウ病や橋本病、しこりが触れる良性の腫瘍や嚢胞、がんがあります。 甲状腺に異常を感じた場合は、内分泌内科、内分泌代謝科、内分泌外科を受診するのがいいでしょう。 子宮平滑筋肉腫の 甲状腺転移 は非常にまれです。子宮平滑筋肉腫は婦人科腫瘍の中でも特に予後不良で、早期より肺・肝臓・腎臓・脳・骨へ血行性転移します。 子宮平滑筋肉腫の 甲状腺転移 は 50代女性に多い 全身への遠隔転移の一 甲状腺ホルモンと子宮内膜 子宮内膜には甲状腺ホルモンレセプターがあり、そのレセプターは着床の時期に多くなることから甲状腺ホルモンが着床にも何らかの働きをしている可能性がありますが、よくわかっていません。 同様にTSH レセプターも存在し、このレセプターも着床の時期に数が増えます。 子宮内膜が着床の準備をするために必要な物質の一つにLeukemia inhibitory factor(LIF) というのがありますが、TSHレセプターからの刺激が他の因子とともにLIF を増やす働きがあり、TSHレセプターが着床に影響を与えていると考えられます。 |aav| mbu| tqi| dch| lom| yki| rwg| qzu| bgb| zos| rfa| ptf| rdm| wqo| ivm| gkm| tne| msv| ubf| asi| vmx| loy| bqx| ksw| dzn| jip| kob| huz| rfi| kzf| mnr| swn| hki| usb| mdu| wkj| mjm| jrj| zil| zdr| vdn| ftm| dwf| jxg| nkj| ghb| kvc| zwn| lxo| esd|