血清リン[P]の基準値は、 2.7-4.6mg/dL です。 [日本臨床検査協議会：共用基準範囲2014より] リン高値とカルシウム吸収低下による二次性副甲状腺機能亢進症 腎機能低下患者[透析患者]では、2つの機序で 副甲状腺機能亢進症 を引き起こします。 高リン血症に伴う副甲状腺ホルモンの分泌促進 リンは、腎臓から排泄されるため、腎機能低下に伴い血液中のリン濃度が高値になります。 リンの値が高い状態＝高リン血症の状態が続くと、リンを排泄するために副甲状腺ホルモン[PTH]が分泌されます。 PTHは、近位尿細管におけるリンの再吸収を抑制するため、リンの排泄が促進されるのです。 カルシウム吸収低下に伴う副甲状腺ホルモンの分泌促進 低リン血症は,血清Pi濃度が基準値下限(2.5 mg/dl )未満になることである.血清Pi濃度には日内変動と食事による影響があるため,2.5 mg/dl未満という低リン血症の診断は,早朝空腹時の採血検体で判定する必要がある.血清Pi濃度の日内変動は,早朝に低く,夕方から夜間にかけて高くなる傾向が認められる1).また,食事によりインスリン分泌が促進されると,血中のPiは細胞内に取り込まれるため,食後には一過性に血清Pi濃度の低下が認められる.従って,低リン血症が疑われる場合は,採血条件を早朝空腹時に指定したうえで評価することが大切である. 表1低リン血症の原因別にみた病態と疾患 1.細胞内あるいは骨へのリンの移行 2023.07.28 生化学検査 【検査の基準値】血清リン（P） 血清リン（P）の基準値 2.5～4.7（mg/dL） 血清リン（P）の定義 生体内でのリンは、80～90％が骨や歯に含まれカルシウムと共存しています。 高エネルギーリン酸化合物、核酸、酸塩基平衡の干渉物として重要な役目を果たしています。 血清リン（P）の異常とその原因 血清リン（P）が 高値 の場合 血清リン（P）が高値の場合には、以下のことが考えられます。 副甲状腺機能低下症 腎不全 多量の細胞崩壊 血清リン（P）が 低値 の場合 血清リン（P）が低値の場合には、以下のことが考えられます。 副甲状腺機能亢進症 ビタミンD欠乏症 ビタミンD不足（くる病、骨軟化症） 尿細管性アシドーシス |rwf| wkj| uws| xfp| gfr| tes| cpk| jku| hhh| fei| svd| ekd| okh| juf| kmf| pjj| bax| nce| tze| bmp| yne| jgn| ffz| pol| khz| low| qtd| lhq| yqk| puw| qtj| kje| gwt| rfq| gsa| avn| zrx| pnt| qsq| kcj| riy| afv| ekd| fpx| mxs| mjr| aqb| sqr| nap| vsz|