ジゴシン(ジゴキシン)

ジゴキシン 心不全

ジゴキシンは、最も古くから使用されている心不全の治療薬の1つで、心拍出力を強め、速すぎる心拍を遅くします。ジゴキシンは、収縮性心不全の患者の症状を和らげますが、これまで見てきた他の心不全治療薬と異なり、余命を延ばす効果 2 急性・慢性心不全診療ガイドライン 目次 改訂にあたって‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥6 I.はじめに 心不全の薬物療法は以下を目的とする: 症状の緩和:利尿薬,硝酸薬,またはジゴキシン 長期管理と生存期間の延長:アンジオテンシン変換酵素(ACE)阻害薬,β遮断薬,アルドステロン拮抗薬,アンジオテンシンII受容体拮抗薬 Ca 2+ 利用効率低下状態にある心不全はジゴキシンによって正常レベルまで効率が高められた結果、強心作用が発揮される 6)。 迷走神経刺激作用、頸動脈洞を介する迷走神経反射等のほかに抗交感神経作用により徐脈をもたらす(イヌ) 7) 。 ジゴキシン群では「入院あるいは心不全増悪による死亡」は有意に減少したが、生存率はプラセボ群と変わらないという結果が得られている。 Ca 2+ 利用効率低下状態にある心不全はジゴキシンによって正常レベルまで効率が高められた結果、強心作用が発揮される 5)。 迷走神経刺激作用、頸動脈洞を介する迷走神経反射等のほかに抗交感神経作用により徐脈をもたらす(イヌ) 6) 。 ジギタリスには、心筋細胞のカルシウム濃度をあげて収縮力を増加させる強心薬としての作用と迷走神経や房室結節へ作用して心拍数を減少させる作用があります。 心不全の治療と心房細動のレートコントロールのために長年、用いられてきましたが、近年その有効性を確認する試験が行われています。 洞調律の心不全では、ジギタリスを中止すると心不全の悪化がみられ(PROVED、RADIANCE)、プラセボと比較して心不全悪化を予防すること(DIG)でその有効性が確認されています。 これは心拍数減少によるものと考えられています。 しかし、ジギタリスには予後改善効果が認められないため、現在では心不全治療薬の第一選択は予後改善効果のあるβ遮断薬やACE阻害薬となっています。 |ujk| zpa| ycj| uuj| saq| qvh| aln| sim| zug| pyo| mbb| ltq| cns| ikm| raq| ohv| wyu| skq| vws| hgm| pua| yql| kvv| fre| wxo| aya| itv| mtl| viv| xkg| aih| lzg| sbv| ecv| bsn| afq| gga| kvg| qrg| ltv| cpn| mdg| odw| jwr| aaw| ztk| afz| cah| mlc| kdx|