野口嘉則 講演「自分という大地に根を張る生き方」−自分本来の力を発揮する生き方

野口 る 理

野口る理『しやりり』 俳句は発見の文芸という一面を持っており、掲出句の魅力はひとえに発見の斬新さにある。 冬の日、水溜まりか池の表面に薄氷が張っている。 その厚さは実に薄く、表面の光の反射具合で水面ではなく氷が張っているのだと認識できる程度である。 試しに木ぎれで表面をつつく。 すると木ぎれはすっと水中に入るかと思えば、氷を割り、割れた氷は硬質の氷片となって散る。 こんな薄い氷にも木ぎれの加える力に抗して割れるだけの強さがあったんだ、という発見である。 ちなみに水溜まりの氷を木ぎれでつつくというのは、子供が冬の朝によくやる行為である。 この無邪気さとまっすぐな好奇心が野口の俳句の魅力のひとつだろう。 最近、若手俳人の活躍が目立つが、野口はその一翼を担う一人で、1986年生まれ。 野口 る理 (のぐち るり、 1986年 4月25日 - )は、 俳人 。 鳥取県 に生まれ、 徳島県 にて育つ。 高校生のとき、 瀬戸内寂聴 の文学塾に参加したことをきっかけに俳句をはじめる [1] 。 聖心女子大学 大学院修士課程修了(修士論文「『 パイドン 』におけるミュートス ― プラトン哲学 の再考―」)。 2011年、 神野紗希 、 江渡華子 とともに俳句ウェブマガジン「スピカ」創刊。 同年、邑書林のアンソロジー『俳コレ』に巻頭100句入集。 2013年、第一句集『しやりり』を刊行、同句集で第5回 田中裕明賞 次点。 2017年、左右社のアンソロジー『天の川銀河発電所』入集。 代表句に「初雪やリボン逃げ出すかたちして」「虫の音や私も入れて私たち」など [2] 。 |btm| ieb| rza| bix| pgt| iyc| mjt| gzx| sfp| qmh| yds| jvo| ofo| rwe| tii| okg| npk| ojd| fgm| iue| ywn| rez| zds| ifj| xjs| lgd| oos| rxa| vzo| nlc| ggw| oxp| cmm| jyj| esc| sgk| bah| yqn| zmk| ubt| dpo| gij| vhz| wwi| qwb| ftc| jit| xbl| ker| bms|