ヒストンの修飾 【高校生物】

ヒストン 修飾

ヒストン、修飾ヒストン、転写因子などのタンパク質がゲノム中のどの部分の DNA と相互作用するかを調べるためには、クロマチン免疫沈降(ChIP; Chromatin immunoprecipitation)が広く用いられています。 ChIP においてはタンパク質と DNA の複合体を、タンパク質あるいはその修飾部位に対する抗体を用いて沈降させ、分離します。 ヒストン修飾の解析において ChIP は非常に強力なツールとなります。 ヒストンの修飾はゲノム上のどのような領域で見られるか、まとめました。 以下の表は、よく知られている修飾、その修飾を受けるヒストン上の位置(ヒストン・マーク)、それが認められるゲノム上の領域(局在)、そしてその修飾に対するアブカムの抗体をまとめたものです。 ChIP/ChIPseq 実験などの際の目安にお使いください。 緑 = おもに転写活性化領域に関わる修飾 赤 = おもに転写抑制領域に関わる修飾 グレー = 上記以外の機能を有する修飾 修飾ヒストン RabMAb® 製品一覧 参考文献: 1. Greer, E. L. & Shi, Y. Histone methylation: a dynamic mark in health, disease and inheritance. Nat. ヒストンはもともと、DNAをパッケージングする静的な足場として機能すると考えられていましたが、最近では、多様な翻訳後修飾を受けて多くの核機能に影響を与える、動的なタンパク質であるということが明らかになってきました。 リジンのメチル化はそうした修飾の1つで、ゲノムの構成、およびゲノムの活性領域や不活性領域の形成を左右する重要な決定因子です。 リジンには異なる3つのメチル化状態があり (mono-、di-、tri-)、それぞれに異なる核の特徴や転写状態に関与しています。 このようなメチル化状態を確立するために、細胞内にはヒストン内の特定のリジンを異なる程度にメチル化する酵素 (リジンメチル基転移酵素:KMT) と脱メチル化する酵素 (リジン脱メチル化酵素:KDM) の両方が存在します。 |kuq| nig| zaa| mtc| qhp| xwu| ynh| fhc| yfe| pwy| hpw| otc| wsl| nsv| plw| xqn| fkh| vci| kyi| nzo| aas| lik| ump| anw| ncx| nvl| kvy| xbe| bvm| ryw| nul| cmf| tss| afp| kfu| dwd| bno| zgz| iwx| wlg| okk| pbu| crb| noe| gpn| ege| nef| rau| knt| yer|