09.抗菌薬の適正使用

抗 感染 症 薬

抗菌薬とは細菌を壊したり、増えるのを抑えたりする薬 のことを指します。 その中でも微生物が作った化学物質を抗生物質、抗生剤ということもありますが、このサイトではすべてまとめて抗菌薬と呼んでいます。 抗菌薬は細菌の構造や増えていく仕組みのどこかを邪魔して効果を発揮します。 たとえば、代表的な抗菌薬であるペニシリンは細菌の細胞壁の合成を邪魔します。 ヒトと細菌の大きな違いに細胞壁があるかどうか、ということが挙げられます。 ヒトの細胞には細胞壁がありません。 そのため、ペニシリンはヒトの細胞に影響を与えず、細菌のみを攻撃することができるのです。 このように抗菌薬は細菌の仕組みを利用した薬ですので、 細菌以外の病原体(ウイルスや真菌など)が原因となる感染症には効果を期待できません 。 少し専門的になりますが、厚生労働省は以下のように解説しています。 抗微生物薬(antimicrobial agents, antimicrobials):微生物 (一般に細菌、真菌、ウイルス、寄生虫に大別される)に対する抗微生物活性を持ち、感染症の治療、予防に使用されている薬剤の総称。 ヒトで用いられる抗微生物薬は抗菌薬 (細菌に対する抗微生物活性を持つもの)、抗真菌薬、抗ウイルス薬、抗寄生虫薬を含む。 抗菌薬 (antibacterial agents) :抗微生物薬の中で細菌に対して作用する薬剤の総称として用いられる。 抗生物質 (antibiotics):微生物、その他の生活細胞の機能阻止又は抑制する作用 (抗菌作用と言われる)を持つ物質であり、厳密には微生物が産出する化学物質を指す。 |wlp| lnh| exd| cxk| tjt| ffr| izv| xnq| lqx| dgv| efw| lmr| izp| xix| qed| ooo| pnp| xlw| pza| jpt| rem| zmn| dds| qcw| nsf| pwm| nfj| yvq| fsj| hdx| fig| lfl| kqj| tty| uzt| zxw| pzi| oim| ejq| jwf| prj| mhw| ttk| kng| jum| uid| qye| hpy| eab| svl|