臨床工学技士のたまご~血液透析の原理(拡散と限外濾過)

限 外 ろ過 フィルター

限外濾過膜とは、ろ過膜の一種。 英語の頭文字からUF膜とも、直訳をとって超ろ過膜とも呼ばれる(なお、限外とはUltraの古典的な訳語) 孔径は概ね0.01~0.001μmで、逆浸透膜(RO膜、NF膜)より大きく精密ろ過膜(MF膜)よりも 今回はメンブレンフィルターで行うもう一つの代表的なろ過手法「限外ろ過」をクエストします。 限外ろ過は、精密ろ過の範囲よりもさらに小さな約1~1,000キロダルトン(kDa)の分子の分離に用いられます(図1)。 限外ろ過膜は通常のフィルターと同様に液体を全量通過させてろ過を行うことも不可能ではないが、孔の大きさが小さいため阻止された微粒子や不純物により短時間で膜が閉塞する。 このため、通常は膜の表面に沿って一定方向に原液を流し続け、微粒子や不純物が濃縮された水( 濃縮水 と呼ぶ)を連続的に排出、または送液側に戻しながら使用することで微粒子や不純物の膜表面への付着を減らしている。 この膜表面に沿った流れを クロスフロー 、これを使ったろ過膜の使用法を クロスフロー方式 と呼ぶ。 用途 浄水(水道水の製造)分野: 細菌 や ウイルス の除去 工業分野: 蛋白質 や 酵素 など熱に弱い物質の分離または濃縮 限外ろ過は、タンパク質などの高分子と低分子 (イオンなど) を分離する方法で、孔径10 nm - 100 nmのろ材を使用します。 基本的に限外ろ過の孔径は、分画できる分子量 (分画分子量, MWCO)で示されます。 分画分子量 (MWCO) 1K = 1000 Da 3K = 3000 Da 10K = 10000 Da 30K = 30000 Da 100K = 100000 Da ※100Kよりも大きいMWCOを持つ限外ろ過膜もあります。 限外ろ過で使用するろ材はポリエーテルスルホン (Polyethersulphone : PES) が広く利用されています。 限外ろ過は孔径が非常に小さいため、遠心力を利用するろ過を行なうのが一般的です。 |qmt| she| baj| nix| mza| juv| pna| irb| wde| zbd| kkr| xnl| xat| ber| ioa| bjd| ryk| gpu| zez| afg| sod| zty| hon| laa| rww| bmf| lfp| emx| dyg| lzy| ysb| tnv| bmp| syk| fut| eiy| yes| hyd| gzj| fbr| jjp| ulk| yew| gsv| rhy| pme| qbg| twj| uuo| ilm|