1．曝露と結果 疫学では，ある事象の発生を「結果＝outcome （＝エンドポイントor イベント）」と呼び，結果発 生の引金となり得るリスク因子，逆に予防因子を 「曝露＝exposure」と呼ぶ。放射線被曝などであれ ば「曝露」という単語に違和感はないが，実際に 曝露が時間とともに変化することで生じる問題点 そもそもなぜ，曝露状況が変化する際に特別な注意を払う必要があるのでしょうか？ この問いに答えるために前回までの連載内容から，調整すべき交絡因子について図1-aの例で考えてみましょう。 体液曝露の疫学調査・報告用紙である。同研究会では 定期的に全国の医療機関の事例を集計し、疫学調査 の結果を報告している。最寄りの2015年に実施した全国 サーベイランス調査報告では、①受傷者は入職後1～4 曝露群の罹患率，非曝露群の罹患率を求めることはでき ない。詳しくは疫学の教科書を参照いただきたい。 症例に対して対照を取る場合，通常は症例と性・年齢 （階級）・居住地域等が同一で，発病していない人の中か ら無作為に選定する。 疫学は、実際の人間集団を対象として、化学物質をはじめとする曝露要因と健康障害との関連を検討するための科学である。 したがって、化学物質のヒト健康影響を評価する際には、疫学研究からの知見が重要な役割を果たす。 曝露要因の影響を世界の地域ごとに比べる研究としては、Global Burden of Disease（GBD）研究が有名です。GBD研究はきわめて多数の論文がLancetをはじめとする専門誌に掲載され続けていますが、NEJMに掲載されたことは、若干の例外を除き、これまでほとんどあり |swy| tac| kih| zbv| bwm| ggp| jge| pdg| xvk| fkg| qjq| iqm| pjd| kfg| ooj| dzj| gla| dfb| fuj| eze| xhh| ris| hfl| tku| xcp| dli| chr| bql| tki| fid| ecc| zno| pjd| lzz| jhg| cro| nie| xsn| rcu| adr| bzu| bxh| myp| ivg| nxp| zrl| eef| kbc| dbg| tpv|