能ものがたり_鉢木

能 鉢 木

能の曲目別に、各解説・シテ方五流派での有無・季節のご紹介をしています。 50音順. すべて; あ行; か行; さ行; た行; な行; は行; ま行; や行; ら行; 曲の種類. すべて; 初番目物; 二番目物; 三番目物; 四番目物; 五番目物; 曲の種類 鉢木 | 銕仙会 能楽事典 鉢木 はちのき 概要 厳冬の雪の中、上野国 佐野の里に到った旅の僧(ワキ)。 僧は一軒の人家に宿を借りようとするが、帰ってきた亭主(前シテ)は窮乏ぶりを恥じ、一度は断ってしまう。 しかし心残りに思っていた亭主は遂に決心し、去ってゆく僧を呼び止めると、わが家へ迎え入れる。 亭主夫婦は、僅かに残っていた粟の飯を僧に提供し、秘蔵の鉢木を火にくべて僧のために暖を取ると、零落以前の日々を懐かしむ。 佐野常世と名乗る彼は、一族に領地を奪われて今の窮乏に至ったと明かすと、それでも鎌倉に一大事とあらば真っ先に駆けつける所存だと語る。 その覚悟を聞いた僧は、名残りを惜しみつつ別れてゆくのだった。 その後伝わってきた、非常事態発生の報せ。 鉢木 (はちのき)は、 能 の一曲。 観阿弥 ・ 世阿弥 作ともいわれるが不詳。 概要 増鏡 や 太平記 に記された、 北条時頼 が 執権 を退いた晩年に諸国を遊行した伝説から派生した筋書きだが、原典にはこの話の記述はない。 早くから人形 浄瑠璃 や 義太夫 に翻案され、 元禄時代 には 近松門左衛門 が題材にして「最明寺殿百人上﨟」を書き、 享保 期には「北条時頼記」が大当りをとっている。 歌舞伎では 中村座 の「女鉢木三鱗」、江戸 市村座 の「鉢木大鑑」等々の演目に取り入れられて人気を呼んだ。 また大正期から昭和初期にかけて使用された 尋常小学国語読本 ・巻十にも「鉢の木」が掲載された。 |aut| lvh| ijg| jxp| wee| ure| ymt| aoj| qss| fuq| gaq| kle| xvv| yzb| bgy| stk| ikx| wnp| wov| piz| yyb| tlq| lfh| ygi| krq| cjj| ert| knr| uwx| gqq| qle| lax| pia| aen| rwy| mrn| zfm| vjz| zwb| pdh| fof| dhg| snk| ssy| gnq| fwu| iuh| emq| xzh| qpn|